mud dyed clothes
みなさん、こんばんは
まだ寒い日が続きますが…. 暦の上では、立春、節分と春に近づいていますね。
そして 続々と綺麗な色のおもしろい生地の春物が届いています。
FEATURE でご紹介したい服がたくさんです!
今回は、シーズンで変わる色をいつも楽しみにしている Antiquités 定番、
ギャザーシャツとギャザーシャツワンピースです。
SS17 は 新色のカラーリネンに加えて、コットン地の ” 泥染 ” ができました。 ハリハリっとした紙のような質感の泥染のコットン生地は、 自然の力のみで染色された泥染めの生地にはいろんな特徴があります。 さまざまな泥染の効果があるのを知って、
初めて見て触って着てみた印象は、薄いレザーみたいっと感じました。
漢方薬の原料でもあるランタン(葦 : アシ)という植物の球根と泥土の液を生地の
片面に塗って太陽に当てて天日干し、そして水洗いして泥を抜く…….
という手作業を30?40回くり返して染められできています。
天候にもよりますが、出来上がるまでに約1ヶ月ぐらいの時間と手間暇が必要です。
写真のように表と裏で違う味わい深いブラウンで、風合いある生地です。
まず、殺菌・防虫効果があって虫食いの心配がありません。
洗って着込むことで色に当たりや表情が出て着ますが、生地が強くなっていきます。
長時間の保存に適しています繊維が強くなっているので長期保存しても素材の変質は
しません。着ているときに汗をかいても、石鹸や洗剤など入れずに水洗いだけで、
汗の臭いなどは充分落とせます。また泥染を身につけることで、抗アレルギーの
免疫機能を高めることが出来ると言われています。
自然のパワーがそのまま生地に服に吸収されているようで、とても驚きました。
生地が出来上がるまで、すべて手作業で行われているので、色や風合い厚さなどに
それぞれ違っていて不揃いな部分もあります。
またシャツやワンピースが出来上がって洗いにもかけていますので、色落ちやムラ
当たりも部分部分にでています。
藍染と同じように天然染料を使っていて色落ちするのでお洗濯やお取り扱い方法に
ご注意いただく点もありますが、泥染ならではの色を深みある色、着て洗ってさらに
自分の身体のラインに沿って出てくる色の変化や表情を楽しんでください!
新しい色や素材がクローゼットにプラスされると、コーディネートでいつもの服も 少しづつ近く春が待ち遠しいですね 🙂 5 FEB Yuki Honda
さっそく洗って着たみた感想は、色落ちしたジーパンとの相性とてもよかったです。
多少の色落ちや色移りもありますが、それほど気になりませんでした。
なので、色落ちが落ち着いて着たらホワイトと合わせてこの春着たいです。
シャツワンピースは前ボタンを開けてパンツスタイルに合わせると、よりコート風な
着こなしができるので、春先はスプリングコートとして着るのもおすすめですよ!
新鮮に、新しい発見もあって楽しいです。