Pigment Linen Border / Antiquités FW16
こんばんは!こちらに向かっている大きな台風の進行が気になりますが……
今週は、8月の終わりと9月の始まり、夏の終わりと秋の始まりが重なる1週間。
まだ日中の残暑はありますが、日に日に秋めいていますね。
先週に引きつづき、出来たての Antiquités FW16 のアイテムをピックアップ。
今回は、顔料ボーダーシリーズです。このボーダーも初期のころからシーズンで色や
アイテムを変えて続いているラインです。
FW16 は、Natural × Navy / Natural × Charcoal / Navy × Charcoal の3色。
新しくシャツとジャケットを加えて、プルオーバー、パンツの4アイテムです。
…..今回のボーダーのピッチが、今までより細いのはお気付きですか?
Antiquités FW16 のテーマ / Charles Chaplin ”THE KID” の延長で、同じく映画
”The Adventurer” からデザイナーがインスピレーションを受けて、、、
Chaplinが映画で着ていたセットアップ囚人服から誕生したボーダーピッチでした!
個人的にチャップリンも映画も大好きなので、今回のボーダーは少し特別に感じます 🙂
ここで、顔料 (ピグメント) リネンボーダーの特徴とお洗濯方法のご紹介です。
ナチュラルリネン100%の生地に顔料ボーダープリントを乗せています。
↑ ボーダーを上下に並べた写真 (右上と左下)は、それぞれ下のボーダーは1回洗いを
かけたもの、上のボーダーは着て洗ってをくりかえし5回ぐらい家庭用の洗濯機で
洗ったもの。着て洗っていくと、プリント部分は色落ちして、元々のリネン地の
雰囲気も変わってきます。だいたい5回ぐらい洗った後は極端な色落ちはしません。
リネン地をベースにプリントしているから、着て洗っていくと生地自体がフワッと
柔らかくなるのですが、リネン特有のハリ、シワ、光沢を残したまま古着のような
風合いと雰囲気になっていくのも特徴なんです。
着て洗ってをくり返していくと必ず、袖口や袖、肩も自分の身体のラインに沿って
白らけた折りジワのような色落ちをします。
写真 (左上と左下) ボーダーは2色ともカラープリント。Navy × Charcoal の全面
プリントになると、色落ちも生地全面に出て、表情も違った印象になりますよ 🙂
そして、お洗濯は、蛍光剤・漂白剤の入っていない洗剤をおすすめします。
丁寧な手洗いはもちろん OK です!
….が、私は何でもガンガン洗濯機で洗ってしまうので 笑
洗濯機で洗う時には、必ず服をたたんだり折り曲げたままではなく広げて洗濯機に
入れてくださいね。またお水を張って洗剤を入れてぐるぐるっと回して、洗剤と
お水がよく混ざった状態から服を入れるとより安心ですよ。
独特な風合いと、着る人によって1枚1枚違う色落ちの変化は、蚤の市で見つけた
デッドストックや古着、色焼けした服のようなイメージです!
100%リネン地なのでオールシーズン着れますが、
秋冬はニットやウールアイテムとのコーデがおすすめです!
ニットをインナーに着たり、逆にニットカーデを重ねたり、ボーダーパンツの
トップスにざっくりニットを….シンプルに異素材のウールとの組み合わせが ◎
また色落ちの雰囲気と風合いから、古着やミリタリーものとの相性もいいですよ!
古着好きなので、ついつい….というのもありますが、古着に馴染むボーダーです 🙂
着て洗うの繰り返しでクタクタになって自分の身体のラインに馴染んでいくリネン、
そして自分の色に変わっていきます。洗濯のとき、コーディネートを考えるとき、
着て鏡を見たとき、毎日の生活の中で、生地や色の変化に気づくと思います。
そんな瞬間を楽しめる1着です。
28 AUG 2016 Yuki Honda